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ラムネごっくんごっくん(*´ω`*)♥

ちょっとアレなことを書き溜めていきます。

象くんの話

 

けいくんの話の続きを書くモチベーションが全く沸いていないので、

ふとおもいだした、象くんの話を書きます。

 

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象くんは大学で同じゼミの男の子だった。

 

 

私はゼミを超適当に選んでしまったので、

うっかり「良くも悪くもふつうな子たち」が集まるゼミに入ってしまった。

 

普通ってなんなんだよ、と自分でも思うのだけど、

「ウェ~~~~イ↑↑」ってしてるリア充じゃなくて

「いえーーーーい(^o^)ノ☆」ってしてるリア充っていうのかな・・

うまく言えない。

 

女の子が特に顕著で、

 

・髪型は茶髪ボブor黒髪ロング

・服はローリーズかチャオパニックかmystic

・バイトはイタリアンのお店でホールやってます♪

 

って感じの子があつまってた。

 

男の子も、正統派ちょい地味大学生というか、

フットサルが好きで、彼女はいなくて、、

みたいな子が多かった。

 

 

私は、自分では自分のことを至って普通ーの平々凡々な女だと思っていたけど、

この集団に身を置くと、自分がやたらとロケンロールでアウトローな存在に思えてくるから怖い。

 

決してゼミの子たちと仲が悪いわけではなかったけど、

「なんか違う…」という感覚がどこかにあった。

 

 

私と同じようなことを思っていたのが、象くんだった。

 

 

なにがきっかけだったのか全く覚えてないんだけど、

あるときから、象くんと、

 

「あのゼミの子達おもしろくないよね」

「笑いのツボが全然違うよね、おもしろくないところで笑いすぎ」

 

という意見で一致した。

 

 

象くんは、決して鼻が長いわけではない。

いつも象の絵柄のタンブラーでコーヒーを飲んでいたから、象くん。

 

見た目は普通の爽やかボーイという感じの男の子だけど、

言動はゼミの男の子達よりもちょっと目線が遠いところにあるというか、

一皮むけてる感じがどこかにあった。

 

当時から彼氏いるくせに隙あらば彼氏以外の男ともえっちしていた私ですけど、

象くんとはなぜかそういう関係になる予感がしなかった。

 

これはなんでなのかはわからない。

 

 

とりあえずまとめると、

ゼミの輪にいまいち入れなかった二人がなんとなく仲良くなった、

という感じ。

 

ゼミは3年生から所属してたけど、

象くんと仲良くなったのは4年生の秋ごろだった。

 

二人とも就職先は決まってて、

卒業後は、私はそのまま都内に残るけど、

象くんは地元の銀行に就職することになっていた。

 

 

4年生の冬、象くんと、

ゼミの後は毎回おいしいラーメンを食べにいく、

ラーメン会を開こう、ということになった。

 

もうすぐ卒業しちゃうし、

せっかくだしいろいろ開拓しよーぜっということで、

二人とも結構ノリノリで、いろんなお店をいきたい候補にあげた。

 

 

ラーメン会の初日。

 

 

象くんは自転車で大学にかよっていたので、

お店の場所はそんなに遠くないし、

二人乗りでお店まで行こう、と言ってくれた。

 

冬だったから、めちゃくちゃ寒かったけど、

象くんが運転する自転車の後ろに座らせてもらって、

 

こんなことしてるの彼氏にバレたらやばいなー、とか、

はたからみたらカップルに見えちゃうのかなー、とか、

もしかして象くん私のこと好きだったらどうしよう、

そんなことは多分ないと思うけど、だって象くん彼女いるしなー、とか、

 

いろんなこと考えつつ、

やっぱちょっと寒い中二人乗りっていうシチュにキュンとしたりしつつ、

お店に向かった。

 

 

ゼミ終わりのラーメン会・第1回目は、

ちょっとカフェっぽいカワイイお店だった。

 

味はまあまあ普通だったような気がする。

 

それまではずっとたわいのない話をしていた私達だったけど、

食べながら、象くんは、いきなりちょっとトーンを変えた口調で言った。

 

「俺さ、五藏さんだけに話そうと思ってたことあるの」

 

 

!?

 

 

「お、おう」(いきなりなに!?!)

 

 

「絶対言わないでほしいんだけど」

 

 

「お、おう」(なになになに!?)

 

 

 

「俺」

 

 

 

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

「子供いるんだよねwwww」

 

 

 

「おおおおおおおおおおおおおおおおおお」

 

「いやーw誰かに言いたくてしょうがなくてさwwww

 見てww超かわいいのwwwwこれまじで大学の誰にも言ってないからww」

 

 

そういいながら象くんは、

携帯で撮った愛娘の写真や動画をたくさん見せてくれた。

 

象くんはどことなく他の子達より大人びてるとこあるなーと思ってたんだよね。

全てに納得がいったから、驚きは意外とすくなかった。

 

私ももともと子供は結構好きなほうで、

象くんが見せてくれた娘ちゃんの写真に

「いやーー♡超かわいいーーー♡」

と大盛り上がりしてしまった。

 

 

実は象くんは大学2年生のころにデキ婚していたらしく、

娘ちゃんはすでにこのとき1歳だった(気がする、このへんは結構記憶があいまい)。

 

 

テンションあがって、そのままラーメン会のあと、

ちょっとオシャレな本屋さんで、

ちょっと遅い出産祝いに、アリスの飛び出す絵本を買って象くんにプレゼントした。

 

 

象くんは「気をつかわなくていいよ!」と言ってくれたけど、

せっかくカミングアウトしてくれたのも嬉しかったので、

受け取ってもらった。

 

 

後日、娘ちゃんが飛び出す絵本を

ハイテンションでめちゃめちゃに破りたおして遊ぶ動画が送られてきて、

また「いやーん♡かわいいー♡新しいのまた買ってあげなきゃ~~♡」となった。w

 

 

このラーメン会はその後、

わたしがもう1人、仲良くなれそうな、

同じくゼミ・アウトロー感をかもしだす美人女子を誘って、

3人体制になった。

 

その子にも象くんは子供がいることをカミングアウトして、

このことは3人の秘密になった。

 

 

卒業までの何回かだけだったけど、

毎回ゼミのあとにラーメンをすすりながら、

秘密の会話を3人でしてた、そんな私のちょこっとした青春の思い出。

 

 

 

卒業してからは、地元に帰っちゃった象くんとは、

全く連絡を取らなくなっちゃって、

携帯電話を変えたら連絡先がわからなくなっちゃった。

Facebookもやってないみたいだし。

もう一人のゼミ・アウトロー美人女子とは今でもたまに連絡とってるけど。

 

 

1回だけ、象くんの地元にたまたま仕事で行く機会があったから、

久々にご飯でもいこーよって連絡したけど、

予定があわなくて無理だった。それっきりかな。

 

 

毎年、冬になると、象くんと娘ちゃん元気かなーって思う。

 

 

 

 

 

 

不思議の国のアリス (とびだししかけえほん)

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